住宅ローンのメリハリ返済で、教育費とのダブルパンチを回避!

売りにくい物件はダメ?夢のマイホーム探しの堂々巡りから脱出!

子どもが生まれて今の賃貸が手狭になってきたので、そろそろ住宅を購入しようと考える方も多いと思います。

住宅費・教育費のバランスの難しさ

これから家族が長く暮らしていく夢のマイホームですから、安易に妥協できないですよね。しかし、住宅にお金をかけすぎて、将来の生活費や教育費、老後資金が不足しては困ります。特に子供の教育費は、子どもが成長するにつれてうなぎのぼりになりやすく、教育費のピークを乗り切れるように慎重に住宅ローンの返済計画を立てる必要があります。

難しいのは、教育費は子どもの年齢により一定ではなく、進路によっても大きく変わる点です。かといって、慎重になりすぎてしまうと、妥協した価格帯の家を買ってしまい、後で後悔してしまうかもしれません。では、住宅ローンを借りるとき、毎月の返済可能額をどのように設定すればよいのでしょうか?

この記事では、教育費のピーク時に返済額を抑え、それ以外の時期で多く返済するという、メリハリをつけた返済方法の例をご紹介します。それにより、少しでも希望に近い家を購入するヒントになれば幸いです。

シミュレーション

シナリオの設定条件

家族条件歳(現在)生計から外れる
35100歳で死亡
32100歳で死亡
第1子523歳で独立
第2子223歳で独立
住宅費用の確保万円
自己努力の頭金1000
親からの援助300
住宅ローン借入額2500

詳細データはこちらをご参照ください。

対策前:元金均等返済

教育費のピークに向けて徐々に返済額が減るように、元金均等返済型のローンを組んでみると、金融資産残高の推移はどうなるでしょうか?

この例では子どもの教育費のピークを迎える頃に、金融資産残高がマイナスになってしまいます。元金均等返済により、早いうちから多く返済しすぎた結果です。
晩婚化が進んでおり、30代前半で子どもができた場合、子どもの教育費のピークの頃にはまだ40代後半、住宅ローンの返済は道半ばということも珍しくありません。そのため元金均等返済の返済額が期待したほど下がっていないことがあります。

対策後:元利均等&メリハリ返済

それでは、返済額が一定である元利金等返済方式をあえて選択し、返済期間を長め(この例では45年)に設定してみるとどうなるでしょうか?

この例では、毎月の返済額を抑えた分、ひとまず教育費のピーク時には金融資産残高はプラスになりました。ただその一方で、このままだと老後費用が不足してしまうことが分かります。

そのため、同じ元利金等方式で、可能なときに繰り上げ返済を実施して、返済額にメリハリを付けてみるとどうなるでしょうか?次の例では、第1子の中学入学〜第2子の大学卒業までの13年間の返済は84万円/年、それ以外の期間の返済は144万円/年とするメリハリ返済でシミュレーションをしてみました。

この例では、教育費のピークも乗り切ることができ、老後資金もマイナスにならずに済むようになりました。このように、返済期間をあえて長めに設定することで、最低限の返済額を抑えつつ、繰り上げ返済する額を調整することができます。

ただ、この方法にも次のデメリットがありますので、これらの点も踏まえて検討しましょう。

  • 繰り上げ返済の手間や手数料がかかることがある。
  • 繰り上げ返済のペースを計画より緩めてしまい、老後資金にシワ寄せがいくおそれがある。

まとめ

住宅ローンの返済と子供の教育費のダブルパンチになりそうな時期に、住宅ローンの返済額を抑えることができれば、教育費にかけられる額も増えますね。逆に住宅ローンが重くのしかかり、教育費を抑えるため子どもの進路を制限してしまうのはつらいですよね。子どもが小さいうちは将来の教育費がピンとこないかもしれませんが、教育費がピークを迎える頃にその大きさに気づいても遅いのです。夢のマイホームを購入して家族で幸せに暮らしていくために、将来必要な教育費、老後資金も考慮し、無理のない住宅ローンの返済計画を慎重に立てましょう。その際、この記事でご紹介したメリハリ返済という方法も選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?

個人の状況や家族構成により、大きな費用が必要になるタイミングは異なるため、ご自身のケースではどうなのか試算してみなければわかりません。ここでご紹介したようなシミュレーションをもとに対策を考えたい方は、ぜひFP(ファイナンシャルプランナー)というお金の専門家に相談してみることをお勧めします。

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